株式会社エルドラード 副社長 田中 結加 氏 | 幕張新都心 MICE・IRを考える会

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株式会社エルドラード 副社長 田中 結加 氏

「IRは幕張ストーリーの結末」
 女性と市民に一番近い場所から幕張の未来を待つ




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ワンランク上の家づくりをコンセプトに、幅広い事業を手掛ける「株式会社エルドラード」の田中副社長は、「IRは幕張が待ち望んだ結末である」と語る。IR誘致は幕張にとって自然な流れであり、必然である。経営者でありながら、幕張に住むひとりの女性、市民として草の根活動を今日も続ける田中副社長のお話を伺った。

IRとは、人間の本能的な「遊び心」を満たす場所

育児中、キャリアの方、介護中、闘病中など幕張には様々な立場の女性がいます。その女性たちが生活する上で必要な資金源となり、より輝ける方法としてIR誘致を頑張ろう、と決意しました。また、資金面だけでなく、元々欧米と日本が融合した景観を持つ幕張の目で見る魅力や雰囲気も変わる、高い可能性を持っています。

各国のカジノには10代のころ初めて訪れています。実際に見た感想として、欧米のカジノはヨーロッパの貴族文化から発祥した歴史あるカジノ。人間本来が持ち合わせている遊び心を満たせる、大人の社交場だと感じました。一方で、アメリカ、オーストラリア、アジアは、観光客向けのエンターティナーとしてのカジノと感じました。
その後大人になり視察の観点から見た欧米とアジアのカジノでは、裏方のすごさを目の当たりにしました。カジノの裏方として障害者の方が雇用されて笑顔で働き、カジノで得た資金で、学生が懸命に勉強できる環境が整っていました。
IRの経済効果が波及して、働く場所や生活にも良い影響を与えていること実感し、IRは地域レベルではなく国レベルの取り組み、まさに国策だとも思いました。

私は幕張にいる妻、母、市民、経営者としての立場から見て、日本にIRを誘致するならこの幕張のコンセプトの上に作られるべきと考えています。元々幕張は欧米のコンセプトで作られた街なので、付随して日本らしく、かつ幕張らしいIRの形としての街も作るべきなのではないかと思ったからです。

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人間は遊びに対する本能や欲を持っています。子供が遊び心を満たすために、公的な施設である公園で遊ぶのと同じく、国として大人が公的に遊べるカジノという場所を提供すべきではないでしょうか。
カジノを利用すれは、お金ではなく成人限定の場所という、大人としての優越感も得られ、優雅な気持ちになれます。カジノは大人の遊び心も優越感も満たせる社交場です。大人であれば、遊べる場所に対する欲は必ずあります。そのために、反対している人へカジノやIRに対して正しい知識を提供することが、自分の使命だと考えています。

市民や女性が主導で動く街、それが幕張

私は3人の子供の母でもあるため、ママ友としてランチや立ち話をするときにIRの話を出しています。女性に正しい知識が身に着けば、子供や旦那様にもおのずと伝わりますので、女性ひとりひとり、丁寧にIRの正しい知識をお話しし続けているのです。

音楽、コンサート、しめ縄飾り作り、テニス、ワイン会など女性が喜ぶような催しとIR説明会をセットにし、50人以上の大規模なIR説明会を開催しました。
女性にケーキやお茶、ワインとチーズをふるまったり、テニスなどのスポーツを楽しんだりすると笑顔になります。大人が楽しめる場を提供し、「これがIRなのですよ」と説明し、実際に体験してもらうことでIRの正しい知識を広めていきました。

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IRはカジノ、ギャンブルというのが気になると言う気持ちはあって当然です。IRに反対していた参加者の方は、最初は険しい顔をしています。IRの知識を身に着けた後は、安心した表情になってきます。反対していた人が一転、今度は遊び心を満たしたいという思い湧き、IRが来たら劇場やテーマパークを作って欲しいなど正直な要求が出てきます。

私は37年間、幕張がどんな街であるかを見続けてきました。他のIR候補地が行政や企業主導なのに対して、幕張は市民や女性が主導で動いています。それこそが、IR誘致という勝利を獲得するための、高い重要性なのです。
市民主導で誘致された幕張IRだからこそ、市民ひとりひとりが主役になれる街づくりができ、IRも一過性のものではなく永続性の高いものになるのではないでしょうか。例えカジノの収益が少しずつ減っていっても、IRは街の財産として残る可能性が高いです。

幕張らしさとは、女性らしさ

欧米でもカジノの収益からF1グランプリやカンヌ映画祭など素晴らしいコンテンツが生まれていますが、幕張らしさとは、欧米のような男性主導のコンテンツではなく、女性主導で何かを生み出すことです。女性主導とは、最先端の技術の対極に位置する、人間の思いやりや愛と関連したものであると言えます。

女性らしい思いやりのある・おもてなし・きめ細かさ・細部に行き届くもの、まさにフィリピンのカジノの裏方で見た、障害者の活動がIRの活動になっているように、女性や市民たちがこの街のために活動していることが、IRのボランティア活動としてつながるのではないかと思います。

現時点での幕張IRの可能性

千葉市長がまだIR誘致への意思表明をしていないため、現時点の幕張IR誘致の実現可能性は0.1%ほどでしょう。けれども、市長が手を挙げれば200%実現に進むと考えています。
私は正しい知識を市民や女性一人一人に伝えていく草の根の市民活動を、8年ほど地道に続けてきました。この活動で正しい知識を得て賛同者を増やしたという貯金は、ほかの候補地エリアにはありません。

街の動かし方とは、市民から要望があって市長が動くというのが本来の形ですよね。市長に市民から要望書という形でも出し続けていますので、手を挙げる材料も揃っていますし、市長を動かせるのではないかと考えています。

IRは幕張が完全な姿になるためのもの

先日、幕張の街づくりの話をする機会があり、「幕張は今7割しかできていない、あとの3割はIR」という声を聴きました。まさに女性主導の幕張型IR、今こそ女性が残りの3割を作るときだと感じています。

私はIRこそが幕張そのものが待っていた必然の存在だと感じています。この街に住む9,500世帯が同じストーリーの本を読んでいるとしたら、皆が同じIRという結末を描いている状態と言えるでしょう。幕張はメッセとマリンスタジアムがあり、グッドデザイン賞も受賞と素晴らしいものがそろっています。欧米型IRが来れば、幕張の不動産価値は高くなり、文化度の高い市民が定住するようになるでしょう。まさに幕張が世界に誇る街となるために足りない3割を埋める存在の、IRを誘致するのはごく自然な流れです。

IRが来れば、維持費や管理費が上がる、治安が悪くなる、幕張が変わってしまうのではないかと心配して、IRに反対する人も多いです。都心から30分以上かかる地方だからこそ、持たれがちな心配ですね。しかし、IRは危機に瀕している幕張を守るための、逆に変わらないための維持費なのです。この街がこの街でありつづけるためにIRは必然なのです。

女性や子供、市民ひとりひとりが主人公になれる街

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幕張に住む女性は、みな本当に素晴らしく輝いています。日本人らしい謙虚な心を持ちながらも家族やこの街のためにたくましく生きる女性たちを私は「マクハリーヌ」と呼んでいます。
自分ではなく王様を立て、かつ市民のためにチョコレートや家具などの文化を取り入れ、国としての文化や表情を影で作り上げた、モナコ皇妃グレース・ケリーと同じ姿勢を、幕張の達も持っています。日々の生き方が素晴らしい、まさに日本人女性の見本と言えるでしょう。

幕張ではすでに海外との国際交流が行われていますので、IRとして、国際都市としてふさわしい街です。IRが誘致されればインバウンドで住みたいと感じる人も増えてくるでしょう。そうなると、IRで得た資金で中学や高校のインターナショナルスクールが作られます。

さらにIT企業などの法人が来て経済が常に良く循環されれば、もしもIRが衰退していても、経済効果が生まれ続ける街になります。国際都市化はほかの候補地よりも早くできる土壌が整っていますので、幕張は日本型IRのファーストモデルになるのではないでしょうか。すると、マクハリーヌ達は世界に誇る街幕張に住む女性として、グレードの高い存在となるのです。

現実問題として、IRの犯罪や組織的な側面への不安はどうしても払しょくできませんが、子供たちと女性たち、市民が主導で活動していけば、逆に不安は寄せ付けないのではないかと思っています。
実際にピストル乱射事件の発生した数日後にラスベガスに行きましたが、そんな事件が起きたとは現地ではみじんも感じませんでした。これは、ラスベガス市民である女性や子供たちが事件の影響を出さないようにしているからだと分かったのです。

必然の結末だからこそ、気持ちは必ず伝わる

シニア世代の方がIRに対してシビアな反対意見を持っています。私はあるIR反対派のシニア世代の方に、自分たちの思いを丁寧に伝え続けました。すると、「頑張ってね」「早く作らないと死んじゃうよ」など、賛成に動いてくれただけでなく激励されたのがとても印象に残っています。「早く作らなければ」という活力をいただきました。
これからも無理せず、市民ひとりひとりに丁寧に、正しい知識を伝えていきたいです。それが千葉・幕張の明るい未来や街づくりになると信じています。

IR誘致説明活動とともに新事業もスタート

IRが実現してからでは遅いと思い、幕張ベイタウンの不動産価値向上を目的とし、「家具付き賃貸のお家」を提供し始めました。現在も幕張メッセの関係者やオリパラの関係者がこの街に短期滞在をしていますので、ますますインバウンドや女性の単身者や市民のホテルライフの需要が増えると思います。
IRが誘致される前に、今から受け入れの「住まい」の用意を加速的に進めていきたいと思っています。

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プロフィール
田中 結加(たなか ゆか)
ワンランク上の暮らしをコンセプトに、リフォームや空間プロデュースなどの家づくり、さらにブティックやフラワーサロンなど女性らしさあふれる事業も展開する「株式会社エルドラード」副社長。自身もデザイナーとして1,000件以上のインテリア空間を手掛けた実績を持つ。3人の子供を育てる母親の観点も取り入れたオーダーメイドの家具デザインは、子育て世代の30代女性を中心に高い人気を誇る。

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